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パジェロのクリーンDE、燃費も6%向上―ポスト新長期規制に対応

2010年9月2日 13:47

パジェロのクリーンDE、燃費も6%向上―ポスト新長期規制に対応

 三菱自動車は2日、SUV「パジェロ」にポスト新長期規制に対応した“クリーンディーゼル車”を設定するとともに、ガソリン車の燃費向上など改良し17日から発売すると発表した。クリーンディーゼル車は圧縮比を下げるなどエンジン仕様を大幅に変更、これに合わせて制御を高度化してNOxを大幅に削減、最新の排ガス規制への適合を実現した。その上で従来ディーゼル車に対して燃費を10・15モードで6%、最大トルクを19%それぞれ向上した。

 エンジンのベースは新長期規制対応車と同じだが、燃焼室形状を見直して圧縮比を従来より1低い16に落とし機械損失を減少させた。さらに燃料噴射圧を180メガパスカルに高圧化したほか、大型可変ターボの採用、吸気管形状の最適化によって燃費と出力の改善を両立した。JC08モードの燃費は10・4キロメートル/リットル。変速機は5ATで、ロックアップ領域を広げるなどして燃費改善につなげた。

 最高出力は従来比12%増の140キロワット、最大トルクは441ニュートンメートル。

 小径多孔ノズルを持つインジェクターを活用し、1燃焼行程あたり最大4回に分けて噴射を行う多段噴射を採用した。これに高効率タイプのEGRクーラーやNOxトラップ触媒を組み合わせてNOx排出量を50%削減、ポスト新長期規制への適合に結びつけた。この技術を活用すれば欧州で2014年末から予定されている次期排ガス規制「ユーロ6」に対応可能としている。

 NOxトラップ触媒は複合系酸化物の機能を向上するとともに、チタン系化合物を添加して燃料中に含まれる硫黄分の残存量を大幅に低減できるようにした。これらよって貴金属の増量に頼らず浄化効率を向上した。触媒のNOx還元率は70%。DPF(粒子状物質除去フィルター)の後にHC(炭化水素)のトラップ機能を持つ酸化触媒を追加、NOx処理とトレードオフになりがちなHCの浄化性能を確保した。

 価格はロングボディが289万8千円(GR)~476万7千円(SUPER EXCEED)、ショートボディが260万4千円(VR-I)~399万円(SUPER EXCEED)。

パジェロのクリーンDE、燃費も6%向上―ポスト新長期規制に対応

エンジンルーム

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触媒の効率アップでクリーン化を実現

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