広告掲載のご案内

トップニュース

一覧を見る

故障の影響を最小化せよ~自動車メーカーが対策に力

2010年9月3日 06:00
このエントリーをはてなブックマークに追加
故障の影響を最小化せよ~自動車メーカーが対策に力

トヨタは部品ごとの壊れ方を追求…(写真はイメージ)

クルマに故障はつきもの。その故障の影響をできるだけ小さくしようと、メーカー各社は知恵を絞っている。

 トヨタ自動車は今後、部品ごとに「理想的な壊れ方」を設定し、ユーザーが故障に気づきやすくする方針。タイヤには摩耗が進むと現れる「スリップサイン」があるし、ブレーキパッドが減ると金具とディスクがこすれて音が出るなど、従来もこうした考え方はある。トヨタは、こうした発想を他の部品にも展開、「部品の理想的な死に方」(幹部)を探る。

 日産自動車は、年末に発売する電気自動車「リーフ」に、テレマティクスを活用した整備サービスを導入する。「リーフ」は充電完了を知らせたり、あらかじめ空調を効かせたりできるテレマティクスが標準でついている。日産はこの仕組みを使い、車両が不具合を察知するとテレマティクス経由で最寄りのディーラーに知らせるなどの仕組みを検討する。

 いすゞ自動車などトラック各社は、部品の稼働時間をもとに交換時期や寿命を予測し、整備を推奨するサービスを広げつつある。とくに運送会社にとって、トラックの故障は荷物の遅延や信用失墜につながる大きな失態だ。かといって、やみくもに消耗部品を交換すればコストアップになってしまう。メーカーは、走行距離や稼働時間、作動回数など、電子制御化で取得が容易になった車両の情報を分析し、部品を寿命ギリギリまで使い切ることが前提の「壊れないクルマ」を目指す。

▲ページトップへ